Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

仏教徒は何を信じるか~釈果道追善供養翻訳(A-1)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

仏教徒信仰的是什麼』より抜粋翻訳

(P24)

《阿羅漢道を通して世の人々を度する》

阿羅漢道を通して、涅槃を証悟する事は、利己的な行為ではない。

ある種の仏教徒は、以下の様に言う:

己自身の解脱を修して証悟する阿羅漢は、利己的な道を歩む者である、と。

彼らは、仏道の証悟を通して、衆生を度すべきである、と言う。

この種の信念は、根拠のないものではない。

しかし、仏陀は一度も、衆生を度したいなどと言った事はないのである。

彼はただ、彼の崇高な生活方式を受け入れ、実践したいと思う人々を助け、支援しようとしただけなのである。

「無死の大門は開かれた。

(+法を)聞きたい人々、間違った教義から離れたい人々・・・(+は来なさい)」

「私は今、法輪を回す。

というのも、私が卡西安城に来たのは、

この暗黒に沈む世界のためであり、

私は今、無死の大きな太鼓を叩き響かせる」

《中阿含・聖度智経》

(A-2につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ

<釈果道師追善供養のため『仏教徒信仰的是什麼』より抜粋して翻訳

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>