<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
『仏教徒信仰的是什麼』より抜粋翻訳
(P24)
《阿羅漢道を通して世の人々を度する》
阿羅漢道を通して、涅槃を証悟する事は、利己的な行為ではない。
ある種の仏教徒は、以下の様に言う:
己自身の解脱を修して証悟する阿羅漢は、利己的な道を歩む者である、と。
この種の信念は、根拠のないものではない。
しかし、仏陀は一度も、衆生を度したいなどと言った事はないのである。
彼はただ、彼の崇高な生活方式を受け入れ、実践したいと思う人々を助け、支援しようとしただけなのである。
「無死の大門は開かれた。
(+法を)聞きたい人々、間違った教義から離れたい人々・・・(+は来なさい)」
「私は今、法輪を回す。
というのも、私が卡西安城に来たのは、
この暗黒に沈む世界のためであり、
私は今、無死の大きな太鼓を叩き響かせる」
《中阿含・聖度智経》
(A-2につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。
<釈果道師追善供養のため『仏教徒信仰的是什麼』より抜粋して翻訳
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>