<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
2.3 五禅支を調べる順序
How to Discern the Five Jhāna Faceors
禅相を知る事を、少なくとも一時間保持したならば、心は意門の禅相と五禅支をしなければならない。禅修行者は、個別の、五つの禅支の名前と、その意味を(+内包する所の)作用を連続して作意する。
次に、各々の禅支の感覚を識別する。
尋=「私が禅相を知る事を保持する時、その禅相に(+心を)投入する、その感覚ーー尋は、意門の禅相の中にあるだろうか?」
あれば、全く同等の心所(感覚)が生じる。これで、尋禅支が見つかったことになる。
伺=「私が禅相を知る事を保持する時、その禅相に(+心が)引き続き禅相に投入しつづける、その感覚ーー伺は、意門の禅相の中にあるだろうか?」
あれば、全く同等の心所(感覚)が生じる。これで、伺禅支が見つかったことになる。
喜=「私が禅相を知る事を保持する時、その禅相が好きであるという、その感覚ーー喜は、意門の禅相の中にあるだろうか?」
あれば、全く同等の心所(感覚)が生じる。これで、喜禅支が見つかったことになる。
楽=「私が禅相を知る事を保持する時、平静で安楽であるという感覚、その感覚ーー楽は、意門の禅相の中にあるだろうか?」
あれば、全く同等の心所(感覚)が生じる。これで、楽禅支が見つかったことになる。
一境性=「私が禅相を知る事を保持する時、その目標を一心に知るという感覚、その感覚ーー一境性は、意門の禅相の中にあるだろうか?」
あれば、全く同等の心所(感覚)が生じる。これで、一境性禅支が見つかったことになる。
禅修行者が上の様に修習する事ができたのであれば、禅支がすべて見つかったことになる。
禅修行者は心臓の中の五禅支を調べなければならないが、しかし、禅相を知る事を保持している時に、五禅支の感覚に注意を払ってはならない。
(7につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。<翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>