Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳~安般念の修持法-12(本雅難陀尊者シリーズ2)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

5、第三禅 The Third Jhāna

5.1 第三禅に入る方法

How to Attain the Third Jhāna?

①先に、呼吸を知ることを保持する(五分間)。

②その後に以下の様に決意する:

「私は(五分間)初禅に入る。」

その後に継続して、禅相を知る事を保持する。

③(+所定の五分間に)到達したと感じた時、先に、意門の禅相と五禅支を調べる。

④次に、以下の様に思惟する:

「初禅の尋、伺禅支は粗くて劣っていて、不快である;

第二禅は、比較的快適である。」

その後に、以下の様に決意(作意)する:

「私は(五分間)第二禅に入ろう」

その後に継続して、禅相を知る事を保持する。

⑥(+所定の五分間に)到達したと感じた時、先に意門の禅相と三つの五禅支を調べる。

⑦引き続き以下の様に思惟する:

「第二禅の、喜禅支は、粗くて劣っていて、不快である。第三禅は、比較的快適である。」

⑧その後に、以下の様に決意(作意)する:

「私は(一時間前後)第三禅に入ろう」

⑨その後に継続して、禅相を知る事を保持する。この様にすると、安楽の感覚が出現する。しかし、安楽の感覚を掴んではならないし、安楽の感覚を捨ててもならない。

禅相を知る事を保持しつつ、淡い安楽の感覚も保持し続ける。

⑩(+所定の)時間が来たと思ったら、意門の禅相と二個の禅支:楽、一境性を調べる。

二個の禅支を調べる事に成功したならば、次は、第三禅の五自在の練習をする。

(13につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。<翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>