Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

本雅難陀禅師アメリカ法話第一集-62

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

▲【三合一】の操作方法

(三つで一セット)

上に述べた通り、光が出現した時、以下の事に、気を付けなければならない:

光が出現するという事は、我々の定力が上昇している事を、意味している。

最初、光は出現するものの、我々は、それを見てはならない。

見ると、我々の定力は、減退する。

我々はただ、「目を閉じて」、「鼻の前の呼吸の出入りする場所」に意念を保ち、「自然の呼吸」を知っていれば、それでよい。

光が出現した時、「三合一」(三つで一セット)の方法で、呼吸を知る事を保つ。

呼吸の出入りに、対応してはならない。

対応しなければ、幾分か後に、光は、あなたの邪魔をしなくなる。

光は、目を射て、(+あなたの)邪魔をする。

というのは、座禅・瞑想の時、目を適当に、前の方に、向けるているが故に。

そうすると、光が出現すると、目が痛くなる。

・・・これは、光が出現する様に、修行者が、熱望するからであり、それが心を不安にさせているのが原因である。

▲【三合一】の長所

(1)光が出現したなら、(+修行者は)光は、安般の目標ではない事を、知っていなければならない。

それに対応してはならない。

心は、鼻の前にある呼吸を、知る事に努める。

この様にすれば、光は、あなたに干渉しない。

(2)呼吸と光が結合する時、これこそが、入禅に必要な、安般禅相である。

光を見続けては、ならない。

この様にすれば、定力は、よくなったり、悪くなったりしながら、結局は後退して、いづれ消失してしまう。

この時、緊張タイプの修行者は、回復する事ができない;

心が緊張しないタイプの修行者は、何度か呼吸を確認すれば、非常に早く、回復する。

(63につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。<翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>