<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
限界の突破(Sīmā sambheda)
この様に、引き続き慈心観の修行をしていると、あなたは、あなたが敬愛する人と、親愛なる人への慈心が、同じものである事に気が付くであろう。
故に、あなたは彼らを一類のものに、まとめる事ができる。
こうして、(+瞑想の対象は)四種類になる、すなわち、あなた自身、あなたが好きな人、あなたが好感も悪感も感じない人、あなたが嫌いな人、である。
引き続き、この四種類の人に対して、慈心観を修行して、あなたの慈心が、バランスのある、均等的なもの、差別や限界のないものにする。
あなたは、己自身を対象にしても、慈心禅に到達することはできないけれども、この四種類の人間の間にある境界を打ち破るために、あなたは、已然として、(+この種の修行において)己自身も(+瞑想の)対象に入れる。
(4-12につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。
<本雅難陀尊者著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版
中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>