<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
《喜心観(Muditā‐Bhāvanā)》
喜心観(喜梵住)の修行をするならば、あなたは、あなたと同性の、生きていて、(+その人が)楽しく(+過ごしており)、また、あなたが非常に好きで、あなたと友好的な人、会うたびにあなたを楽しく愉快にさせる人を選ぶ。
その後、再度、白遍の修行をして、第四禅に到達しておく。
禅定の光が強く、盛んになり、明るくなる時、この光で以て、その人を識別し、その人に対して、慈心観を修行して、第三禅に入る。
慈心禅から出定した後、その人に対して、悲心観の修行をし、第三禅に到達する。
悲心禅から出定した後、あなたは、その愉快な人に対して、以下の様な意念でもって、随喜の心を育成する:
「この善き人が、己自身の獲得した成就(=成功)を、失う事のない様に願う」(ayaṁ sappuriso yathāladdhasampattito māvigacchatu)
この様に何度も繰り返して修行し、初禅から第三禅までを証得し、かつ、一つの禅毎に、五自在を完成させる。
(4-22につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijyubunko.sakura.ne.jp/index.html
<本雅難陀尊者著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版
中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>