<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
(19)
制限色(pariccheda rūpa)。
すなわち、空界(ākāsa dhātu)の事である。
一つひとつの色法は、皆、その他の色法と混同して一体となる事はなく、其々、限界を持っている。この限界及び、色聚と色聚の間の空間を、制限色と言う。
(20、21)
表色(viññatti rūpa)。二種類ある。
1、身表(kāya viññatti)。
すなわち、意思表現としての、身体動作。
2、語表(vacī viññatti)。
すなわち、話をする時の動作。
他人に、己自身の考えを理解させる為の動作は、表色と言う。
身表は、身体の動作によって、己自身の考えを表現するもので、それはたとえば、手を振って人を招くなどである。
語表は、言語によって、己自身の考えを表現するもので、それはたとえば、人を呼ぶときに「ここへ来て下さい」と言う様なものである。
身表と語表は、心所によって造られる為、それらは無生命物(例えばテープレコーダ)の中には存在しない。唯一、有情の言語と身体動作の中にのみ存在する。
(6-8につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijyubunko.sakura.ne.jp/index.html
<本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda)著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版
中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>