<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
味(rasa):
一粒毎の色聚の中には、必ずこの色法がある。香と似ていて、味は一種の、舌識でもって、または意識でもって認知できる所の、目標である。
故に、先に、舌浄色と有分透明界を識別した後、一粒の色聚を選んで、その味を識別しなければならない。
《迷惑氷消》では、以下の様に言う:
sabbopi panessapabhedo manodvārika javaneyeva labhati.--
「意門速行心にのみ依るだけで、一切の異なる目標を認識することができる。」
この事は、意識のみに依って、色、香と味を知る事ができる、ということを意味している。
禅の修行の深さが足りない時、鼻識と舌識に依れば、(+一体自分は)どの様にして、香と味を認識するのかという、己自身の学習を支えることができる。
禅の修行が深まり、強固になった後であれば、あなたは、意識のみに依って、香と味を認識することができる。
食素(ojā):
一粒毎の色聚の中には皆、この色法が存在している。
四種類の食素があり、それはすなわち、業、心、時節と食より生じるものである。
この食素から、色聚は、繰り返し増加するか
または生起することができる。
(7-4につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijyubunko.sakura.ne.jp/index.html
<本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda)著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版 中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>