Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳『禅修指南』7‐4

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

命根(jīvita):

この色法は、それと同一の、一粒の色聚の中の業生色の生命を維持する。

心生、時節生と食生色聚の中には命根はなく、業生色聚の中にのみ命根は、ある。

一切の明浄色聚は、業によって生じるが、故に、あなたは先に、明浄色聚の中の命根を、識別してから、その後に、非明浄色聚の中の命根を、識別する。

身体の中では、ただ三種類の、非明浄色聚の中にのみ、命根がある。

その中の一種類は、ただ心臓の中の「心色十法聚」にのみ、存在する。

その他の二種類、すなわち「性根十法聚」(bhāva dasaka kalāpa)と「命根九法聚」(jīvita nabaka kalāpa)は、全身に分布している。

故に、もし、心臓の外の、非明浄色聚の中において、命根が見えたならば、当該の色聚は、必ずや性根十法聚または、命根九法聚である。

この二者を区別する為に、あなたは必ず、性根色を識別しなければならない。

(7-5につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijyubunko.sakura.ne.jp/ndex.html

<本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda)著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版  中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>