<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
命根(jīvita):
この色法は、それと同一の、一粒の色聚の中の業生色の生命を維持する。
心生、時節生と食生色聚の中には命根はなく、業生色聚の中にのみ命根は、ある。
一切の明浄色聚は、業によって生じるが、故に、あなたは先に、明浄色聚の中の命根を、識別してから、その後に、非明浄色聚の中の命根を、識別する。
身体の中では、ただ三種類の、非明浄色聚の中にのみ、命根がある。
その中の一種類は、ただ心臓の中の「心色十法聚」にのみ、存在する。
その他の二種類、すなわち「性根十法聚」(bhāva dasaka kalāpa)と「命根九法聚」(jīvita nabaka kalāpa)は、全身に分布している。
故に、もし、心臓の外の、非明浄色聚の中において、命根が見えたならば、当該の色聚は、必ずや性根十法聚または、命根九法聚である。
この二者を区別する為に、あなたは必ず、性根色を識別しなければならない。
(7-5につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijyubunko.sakura.ne.jp/ndex.html
<本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda)著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版 中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>