Sayalay's Dhamma book

中国語で書かれた仏教書(主にテラワーダ、南伝仏教系)を日本語に翻訳して公開。たまには<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。                    2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得る。 コメント欄はどなたも利用OKですが、リトリートに入っている時は回答致しません。

翻訳『禅修指南』8-32

    <Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

真実色法は、11種類ある:

(1)眼浄色;(2)耳浄色;(3)鼻浄色;

(4)舌浄色;(5)身浄色;(6)水界;

(7)女根色;(8)男根色;(9)心所依処色;

(10)命根色;(11)食素。

同様の方法を用いて、この11種類の真実色法を所縁に取る名法を識別する。

性根色を内観(ajjhata)する時、男性の禅修行者は、ただ男根色を識別し、女性の禅修行者はただ女根色を識別する。外観を修習する時は、男根色と女根色の二者を識別する事ができる。

10種類の非真実法(ママ)を所縁として取る時、それらの無常・苦・無我、不浄の、四つの相を観じてはならない。

もし、非真実色法を無常を観じようとしても、それをば無常と見做す所の「観禅速行心路過程」(vipassanā  javana vīthi)は、生起しない。苦・無我及び不浄についても同様である。

こうした事から、ただ二種類の方式でもって、一つひとつの種類毎に、非真実色法を観ずるべきである。

例えば、空界(ākāsa dhātu)を:

(1)空界;(2)色法

と見做す等である。

その後に、それを空界または色法と見做す、四種類の心と心所を組み合わせる。

すなわち、喜と智である。

(表7-4:非真実色法を所縁として取る意門善速行心路過程~略) 

非真実色法は10種類ある;

(1)空界;(2)身表;(3)語表;

(4)色軽快性;(5)色柔軟性;(6)色適応性;

(7)色積集;(8)色相続;(9)色老性;

(10)色無常

同様の方法を用いて、この10種類の非真実色法を所縁として取る、名法を識別する。

禅修行者が、第一期の胎児の色法を、識別する事が出来る時にのみ初めて、色集積を所縁とする名法を、識別する事ができる。

非真実色法を識別する時、先に、同一の一粒の色聚の中において生起する所の心生色、または時節生色、または食生色を識別(+する事を通)して、究極色法を知見する事に、至るべきであり、その後に、観じようとしている所の、非真実色法を所縁として取る様にする。

その理由は、色法はグループを成して(すなわち、色聚)生起するが故に。

当該の色法が、有分透明界(意門)に出現する時、それを所縁として取る所の名法を、識別する。

(8-33につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijyubunko.sakura.ne.jp/index.html

<本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda)著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版  中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>