Sayalay's Dhamma book

仏教書の翻訳は2019年夏をもちまして一旦終了しましたが、2020年発生しましたコロナ禍により、修行者独習に供する為、『親知実見』を翻訳しています。過去に訳出した23冊は<菩提樹文庫>にて閲覧できます。2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得ました。 初心者の疑問にはコメント欄にて対応します。

翻訳『禅修指南』8-41(140/520)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

死随念(maraṇānussati)

死随念の修習は、近行定にしか、到達する事が出来ない為、速行は、ただ七回のみ出現する。

それらは「欲界近行定速行」(kāmāvacara upacāra samādhi javana)であり、彼所縁は生起したり、しなかったりする。

もし、禅修行者は、己自身の色命根と名命根の死滅の状況に関して(+それを所縁として)、取れるならば、彼所縁は、明晰所縁が原因で、生起する。

反対に、不明晰所縁であれば、それが原因で、生起しない。

禅修行者が色命根と名命根の死滅の状態を(+所縁に)取る事が出来ず、ただ己自身の死亡の概念のイメージを(+所縁に)取る時、この様なレベルの死随念速行の後には、彼所縁は生起しない。

名色分別を学び、修習した事のある禅修行者は、色命根と名命根の死滅の状態を容易に(+所縁に)取る事ができる。

名色分別を修習した事のない禅修行者は、この死随念の業処は、己自身の死亡の概念のイメージのレベルに、留まる事が多い。。

実修の方法:

1、死随念を修習する禅修行者は、己自身の色命根と、名命根の死滅の状態を、所縁として取り、名法の練習をする。

2、己自身の、色命根と、名命根の死滅の状況に注意して、それを所縁として取る。

3、この所縁が、意門において出現するならば、意門心路過程の中の、速行名法を(+所縁に)取る練習を、しなければならない。

上に述べた、仏随念と死随念の、意門心路過程名法の修行において、禅修行者の智慧は、深くなればなる程、理想的である。

(表7-9:法所縁グループー仏随念、死随念~略)

(8-42につづく)

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijyubunko.sakura.ne.jp/index.html

<本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda)著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版  中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>