Sayalay's Dhamma book

テーラワーダ系仏教書の翻訳は2019年夏を持ちまして終了致しました。これまでに翻訳しました内、23冊は<菩提樹文庫>にてPDF版を読むことが出来ます。今後、翻訳文を掲載する予定はありませんが、偶には<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。学問的な議論ではなく、ただの雑談、独り言です、お楽しみ頂ければ幸いです。2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得ました。 初心者の疑問にはコメント欄にて対応します。

翻訳『禅修指南』8-46

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

貪慢グループ――四種類

これは、貪見グループと、ほぼ似たようなものである。

ただ、「邪見」が「我慢(=慢心)」に、変っただけである。

それは、20、または 19、または 22、または 21個の名法が存在する。

ただし、我慢とはただ、「時に生起する心所」(kadāci cetasika)であって、故に、ある時には、我慢は、この中に含まれない時がある。

もし、我慢がないのであれば(同時に邪見もない)、ただ、19-18-21-20個の名法があるのみである。

四種類を識別する。

四種類の貪見に四種類の貪慢を加えると、合計八種類の貪根心(lobhamūla citta)が存在する。

瞋グループーー二種類

(1)

識    1

通一切心所(喜を除く)  12

遍一切不善心心所      4

瞋            1

合計           18

(2)もし、有行であれば、昏沈と睡眠を加え、18+2=20になる。

瞋嫉グループーー二種類

(1)

上に述べた瞋グループの心と心所 18

嫉                1

合計              19

(2)もし、有行であれば、昏沈と睡眠を加えて、19+2=21になる。

瞋慳グループーー二種類

(1)

上に述べた瞋グループの心と心所   18

慳                 1

合計                19

(2)もし、有行であれば、昏沈と睡眠を加えて、19+2=21になる。

瞋後悔グループ――四種類

(1)

上に述べた瞋グループの心と心所  18

後悔               1

合計               19

(2)もし、有行であれば、昏沈と睡眠を加えて、19+2=21になる。

すでになした悪業を所縁に取り、無行と有行の二種類を識別する。

次に、今まで実践した事のない善い事を所縁に取り、無行と有行の二種類を識別する。

痴掉挙グループーー 一種類

識  1

遍一切心心所  7

尋・伺・勝解と精進(喜及び欲不相応)4

遍一切不善心心所          4

合計               16

 

痴疑グループーー 一種類

識       1

遍一切心心所  7

尋・伺と精進(勝解、喜及び欲不相応)3

遍一切不善心心所          4

疑                 1

合計                16

《アビダンマッタサンガハ》(Abhidhammatthasaṅgaha)の中において、以下の様に言う:

12種類の不善速行を含む、29種類のすべての欲界速行(kāma javana)は、皆、五門及び意門心路過程に出現する可能性がある。

《大念処経》で仏陀は以下の様に言う:

心随観(cittānupassanā)の段階において、貪欲(rāga)と同時に生起する所の、「有貪欲心」(sarāga citta)を観照しなければならない;

瞋(dosa)と同時に生起する所の「有瞋心」(sadosa citta)を観照しなければならない;

痴と同時に生起する所の、「有痴心」(samoha citta)を観照しなければならない。

初心者は、先に、28種類の色法の内の一つを所縁として取る不善名法を識別する。最後には、28種類すべてを採用(+して識別する)。

識別する時、ある種の禅修行者は、ある種の不善名法グループは、識別するのが、困難であると感じる事がある。

この様であれば、彼は先に、金、玉、紙幣、車、衣服などの、密集の概念を所縁として取る所の、不善名法を識別する。

この様にすれば、それらに対する理解が、進むが故に。

(8-47につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijyubunko.sakura.ne.jp/index.html

<本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda)著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版  中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>