<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
概念を所縁として取る不善名法の識別方法
先に、有分透明界(意門)を識別し、その後に、好ましい金を所縁として、それは金である、と確定する。
それが、有分透明界(意門)に出現する時、金の概念を所縁として取る所の、意門心路過程は生起する。
それを金と確定したのは、不如理作意である為、貪見グループ不善速行は、生起する。
貪見グループ不善速行の中において、それを金と見間違うのは痴(moha)であり;
金であると信じるのは、邪見であり;
これを「世間通称我邪見」という。
その他の名法は、理に沿って、理解する事。
その後、金を常、楽、我、浄と確定(または作意)すれば、貪見グループ不善速行心路過程は、生起する。
金を、常、楽、我、浄と誤解するのは痴、それを常、楽、我、浄と信じるのは、邪見である。
その後、衣服などを所縁として、同様の方法を用いて、修習する。
新しい衣服には、喜が生起し、古い衣服には、喜が生起しない事を、理解する必要がある。
(8-48につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijyubunko.sakura.ne.jp/index.html
<本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda)著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版 中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>