Sayalay's Dhamma book

テーラワーダ系仏教書の翻訳は2019年夏を持ちまして終了致しました。これまでに翻訳しました内、23冊は<菩提樹文庫>にてPDF版を読むことが出来ます。今後、翻訳文を掲載する予定はありませんが、偶には<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。学問的な議論ではなく、ただの雑談、独り言です、お楽しみ頂ければ幸いです。2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得ました。 初心者の疑問にはコメント欄にて対応します。

翻訳『禅修指南』9‐14(180/520)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

《五種類の縁起の教法》

《清浄道論》(第17章)と《迷惑氷消》の、縁起分別篇の中において、藤収集者が藤を切る比喩でもって、四種類の縁起の教え方を描写している。

それはすなわち:

1、随順縁起法

(anuloma paṭiccasamuppāda、すなわち前から後ろに)、「無明を因として、行が生起する」から「生を因として、老死が発生する」まで。

2、中間の「受」から「生」までの生起は、「有」があるが故であり・・・、すなわち中間から末尾へ。

3、逆縁起法

paṭiloma paṭiccasamuppāda、後ろから前に)、「老死の発生は、生が原因である」から「行の生起は、無明が原因である」まで。

4、「四食(āhāra)の生起は、愛が原因であり:

愛の生起は、受・・・」から「行の生起の原因は無明である」。すなわち中間から前へ。

5、註釈においては、第五番目の教法に、言及している:

’Atite hetavo pañca、

idāni phala pañcakaṁ.’

その意味は、すなわち、

5.1 「過去の五因によって、現在の五果が、生起する」

5.2 「現在の五因によって、未来の五果が、生起する」

上に述べた五法の内、禅修行者は、己自身が好きな方法を選んで、因または因果を追尋する。

この五法の内、当書においては、主に、第五法による因果の識別について、解説する。

因を追尋し始めたばかりの頃、中間から前端までを追尋する方法を採用する(+のがよい)。

中間から前端までの因を追尋する時、(《無礙解道註》の教えに従えば)、もし、禅修行者がすでに、今世から過去世までの五蘊を識別、了解しているのであれば、(+この種の修習は)非常に容易である。

こうしたことから、今世から、過去世までの五蘊を、先に識別する。

これは、宿住随念に基づいて、相継続して、過去の蘊を識別、了解する方法である。

今世から過去世までの、五蘊を相継続して識別し、了解できたならば、禅修行者は、更に一歩進んで、智でもって、以下の事柄を識別・了解する(+様に修習する):

「(過去の五蘊に依存して生起した所の)過去の五因によって、現在の五蘊が生起する」。

もし、縁起第五法によって、因果を識別・了解し、因果を連貫する事ができたならば、その他の四法もまた、容易に了解する事ができる。

(9-15につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijubunko.sakura.ne.jp/index.html

<本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda)著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版  中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>