Sayalay's Dhamma book

中国語で書かれた仏教書(主にテラワーダ、南伝仏教系)を日本語に翻訳して公開。たまには<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。                    2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得る。 コメント欄はどなたも利用OKですが、リトリートに入っている時は回答致しません。

翻訳『禅修指南』9-25

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

《因果の識別》

臨終の時に出現する所の、目標に基づいて、過去の因を、追尋する時、例えば、その目標が、仏塔に食物を供養する事であるとして、食物を布施する時の、その名色法の中の無明、愛、取、行及び業を識別した後、次に、その業力と(+母胎内の)卵黄の時期の、30種類の色法(kalala rūpa)と、関係があるかどうか識別する。

因と果を順序良く何度も識別し、それらの組み合わせが、合っているかどうかをみる。

もし、禅修行者が、因と果の間に関係がある(ちょうど、心と心生色の間に、因と縁の関係がある様に)のを見たならば、彼は、以下の様に、因と果の関係を、識別しなければならない。

1、無明(20)が原因で、結生業生色(paṭisandhi kammaja rūpa)が生起する。

2、無明が因で、結生業生色は果である・・・。

この様に因と果を識別したならば、智でもって、因と果の間の関係を識別する。

この知見を縁摂受智という。

《先に注意する点》

色蘊(色法)の過去因は無明、愛、取、行及び業である。

色法の現在因は心、時節と段食(citta、utu、āhāra)である。

言い換えれば:

1、業生色(これは色蘊の一部分である)の因は、無明、愛、取、行及び業である。これらは過去因である。

2、心生色の因は、心所依処に依存して生起する心である。

3、時節生色の因は(ほとんどの一つひとつの色聚の中の)(註37)住時を迎えた所の、火界である(tejo dhātu)。

4、食生色の因は段食(āhāra)である。すなわち、業生食素、心生食素、時節生食素及び食生食素(kammaja ojā、cittaja ojā、utuja ojā、āhāraja ojā)である。

食物は、消化された後に、如何にして、食生食素を生じせしめるのか、及び、一つひとつの業生食素、心生食素、時節生食素と食生食素が、食生食素の支援の下に、如何にして、新しい色法を製造するのか、を理解する事。一つひとつの食素八法聚の中の食素は、次の食生食素の支援を受けて、再度、新しい食素八法聚を製造する事ができる。

故に、食生食素(āhāraja ojāは、)食生色の因である。

註37:色業処(rūpa kammaṭṭhāna)の段階においてすでに言及したが、業生、心生、時節生と食生色聚の中の火界(時節と呼ぶ)が、新しい一系列の色聚を製造する時、最後の一粒の色聚は、新しい代の色聚を製造する事ができない。故に、上記本文では「ほとんどの一つひとつ色聚」と表現した。

(9-26につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijubunko.sakura.ne.jp/index.html

<本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda)著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版  中国語→日本語翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>y