Sayalay's Dhamma book

テーラワーダ系仏教書の翻訳は2019年夏を持ちまして終了致しました。これまでに翻訳しました内、23冊は<菩提樹文庫>にてPDF版を読むことが出来ます。今後、翻訳文を掲載する予定はありませんが、偶には<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。学問的な議論ではなく、ただの雑談、独り言です、お楽しみ頂ければ幸いです。2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得ました。 初心者の疑問にはコメント欄にて対応します。

翻訳『禅修指南』9-43

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

《速行の基因作意》

(Javana paṭipādaka namasikāra)

この五門心路過程の中の「確定刹那」において、喜または、不可喜(=喜ばしくない、以下同様の、所縁への作意が、「不如理作意」である時、「確定刹那」の後、不善速行は生起する。

次に、「確定刹那」が所縁に対して、喜ばしい、または喜ばしくない、常、楽、我または浄であると見做した場合は、真実の確定ではない。

これは、五門心路過程の前、多くの所縁を取り、かつ所縁を、喜ばしい、喜ばしくない、常、楽、我、または浄と確定する所の、意門心路過程の親依止縁の支援の下、当該の五門心路過程の中の、「確定刹那」もまた、所縁に対して、喜ばしい、喜ばしくない、常、楽、我、浄の様な状態を生起せしめるからである。

これは不如理作意であり、この不如理作意の縁に依存して、当該の五門心路過程の「確定刹那」の後、「不善速行」は生起する。

もし、反対に、色所縁に対する作意が、色所縁の「確定刹那」が、如理作意である時、この「確定刹那」の後、「善速行」は生起する。

しかし、この「確定刹那」は、真実の確定ではなく、ただ、確定の状態の様なものである。

故に「確定刹那」は、速行の基因作意(Javana paṭipādaka manasikāra、速行基礎因縁、作意所縁状態)と呼ばれる。

これは、Abhidhamma 註解の解釈である。

ここでは、先に、善速行(その基因は如理作意である)の因果関係の、識別方法を説明する。

(9-44につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijubunko.sakura.ne.jp/index.html

<本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda)著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版  中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>