Sayalay's Dhamma book

テーラワーダ系仏教書の翻訳は2019年夏を持ちまして終了致しました。これまでに翻訳しました内、23冊は<菩提樹文庫>にてPDF版を読むことが出来ます。今後、翻訳文を掲載する予定はありませんが、偶には<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。学問的な議論ではなく、ただの雑談、独り言です、お楽しみ頂ければ幸いです。2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得ました。 初心者の疑問にはコメント欄にて対応します。

翻訳『禅修指南』10-6

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

(ⅰ)これらの行の中において、福行とは何か?

善思の中には、以下の様なものがある:

a. 大善思(mahākusala cetanā)(注39)は、欲界善思であり、布施、持戒と禅修によって造される(ここで言う所の、禅修とは、遍作、近行と観禅の禅修を言うが、しかし、すべての観禅の修習の業を言う訳ではなく、もう一つ別の生を齎す所の、観禅の修習を言う。)

b.色界善思(rūpāvacara kusala cetanā)、止禅の修習、または安止禅によって造された、色界善思。

これらの欲界と色界善思は、福行と呼ばれる。

(8大善+5色界=13)

(ⅱ)これらの行の中において、何が非福行であるか?

欲界不善思は非福行である。

(ⅲ)これらの行の中において、何が不動行であるか?

無色界の無色禅思は、不動行と言う。

(ⅳ)これらの行の中において、身行とは何であるか?

身門において生起する所の、身思(kāyasañcetanā=八種類の欲界善思と12種類の不善思)は、身行である。

(ⅴ)語門において生起する所の語思(vacīsañcetanā=8種類の欲界善思と、12種類の不善思)は語行である。

(ⅵ)二種類の表色(viññatti、すなわち、身法と語表)を除いた、30-1=29すべての思(すなわち、12種類の不善思、八種類の大善思、五種類の色善思と、四種類の無色善思=その意味は、manosañcetanā)は、意行である。

これらは無明によって引き起こされる行である。

注39:《智慧の光》では以下の様に言う。

大善とは何か?数量が多いが故に大善と言う。諸々の身識グループの中において、欲界心は24個、欲界無因心は18個、欲界不善心は12個、色界心は15個、無色界心は12個、出世間心は8個である。欲界善心の数量が最大であるため、大と呼ばれるのである。

(10-7につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijyubunko.sakura.ne.jp/index.html

<本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda)著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版  中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>