Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」5-131

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

8.12.1 修行の方法

もし、あなたが安般念の修行を通して、五分法ジャーナを育成するのであれば、あなたは先に、初禅に証入するまで、安般念似相に専注しなければならない。初禅から出て来て後、初禅の欠点を思惟する:「初禅は五蓋に近い危険性がある。初禅の中の尋禅支はジャーナを弱くする。第二禅は初禅より寂静である。」この様にして、初禅に対する執着を除き、第二禅を証得する為に、あなたは再度、似相に専注し、再度初禅に証入する。

初禅から出た後、あなたは正念と正知でもって、禅支を観察する時、尋が粗雑に感じ、伺は寧静であると感じる。粗雑な禅支を取り除いて、寂静な禅支を獲得する為、あなたは、再度、不断に安般似相に専注する時、第二禅は、上に述べた様に生起する。

それが捨離するのは、尋のみである。伺をはじめとする四支は、いまだ具備されている支である。

このジャーナをこの様にして証得し、かつ第二禅の五自在に熟練したならば、第二禅から出てきた後、あなたは第二禅の欠点を思惟しなければならない:「第二禅は、尋に近い危険性を有する。また、伺禅支の粗雑さが、それを弱くする。第三禅は比較的寂静である。」

この様にして、第二禅への執着を断じ除くならば、あなたは上に述べた様に、第三禅を証得する為に尽力することができる。

(5-132につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijyubunko.sakura.ne.jp/index.html

<中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>