Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」5-134

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

呼吸行者は、第四禅に到達する様、再度安般念を修行しなければならない。第四禅から出定して後、逐一、呼吸の中の四界の 12の特徴、すなわち、硬さ、粗さ、重さ、滑らかさ、軽さ、流動性、粘着性、熱さ、冷たさ、支持性、推進性を観察する。

観察が上達して熟した後、12の特徴を、四つのグループに分ける。すなわち、硬さ、粗さ、重さ、柔らかさ、滑らかさ、軽さを同時に観察して、それらを地界であると了知する;

流動性と粘着性を同時に観察してそれらを水界である事を了知する;

熱さと冷たさを同時に観察してそれらを火界である事を了知する;

支持性と推進性を同時に観察して、それらを風界である事を了知する。

この様にして、繰り返し何度も観察する:

「地、水、火、風;地、水、火、風・・・」と。

持続的に、呼吸の中の四界に専注する。

もし、この様に系統的に専注する事ができたならば、色聚を見ることができる。

更に一歩進んで、色聚を分析する時、一粒毎の色聚の中に含まれている所の 9種類の色法、すなわち、地界、水界、火界、風界、色彩、匂い、味と栄養素と音を透視することができる。

この 9種類の色法は呼吸身(assāsapassāsa kāya)と呼ばれる。

(5-135につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijubunko.sakura.ne.jp/index.html

<中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>