<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
10.8 四界分別観詳細法:42身分
身体における、20個の部分は地界が最も顕著である、すなわち:
1、頭髪(kesā)
2、体毛(lomā)
3、爪(nakhā)
4、歯(dantā)
5、皮膚(taco)
6、肉(maṁsaṁ)
7、腱(nahāru)
8、骨(aṭṭhi)
9、骨髄(aṭṭhimiñjaṁ)
10、腎(vakkaṁ)
11、心臓(hadayaṁ)
12、肝(yakanaṃ)
13、膜(kilomakaṁ)
14、脾(pihakaṁ)
15、肺(papphasaṁ)
16、腸(antaṃ)
17、腸間膜(antaguṇaṁ)
18、胃中物(udariyaṁ)
19、糞(karīsaṁ)
20、脳(matthaliṅgaṁ)
この20個の部分の中で、胃中物と糞を除いて、その他の一つひとつの部分には、みな、44種類の色法がある、すなわち身門表に示す通りである。
胃中物と糞には、ただ時節生八法聚のみが存在するため、八種類の色法という事になる。
身体における12個の部分は、水界が最も顕著である、すなわち:
1、胆汁(pittaṁ)
2、痰(semhaṁ)
3、膿(pubbo)
4、血(lohitaṁ)
5、汗(sedo)
6、脂肪(medo)
7、涙(assu)
8、脂膏(vasā)
9、唾(kheḷo)
10、鼻水(siṅghānika)
11、関節潤滑液(lasikā)
12、尿(muttaṁ)
この12の部分の中において、膿、汗、涙、唾、鼻水と尿を除いて、その他の一つひとつの部分には、みな、44種類の色法がある、すなわち身門表に示す通りである。
膿と尿には、ただ時節生八法聚のみがある為、八種類の色法しかない。
汗、涙、唾と鼻水には、心生と時節生八法聚が存在する、故に16種類の色法となる。
身体の一つひとつの部分の色法を識別できる様になる為には、あなたは先に、系統的に定力を育成し、その後に表に示した通りの六処門の諸々の色法を識別しなければならない。
もし、この様に修習できるならば、また別に身体の一個の部分を選んで、その中の四界を照見するが、その時、当該の部分が透明になったならば、その中の空間を観察する。この様にすれば、当該の部分を構成する所の、多くの色聚を見ることができる。
禅修の力が強い時、また別の一個の部分を選んで、その中の四界を見る。その時、即刻、多くの色聚を見ることができる。
色聚が見えたならば、それらを個別に:業生色聚、心生色聚、時節生色聚及び食生色聚として識別する。
体毛と毛髪の中の色聚を識別する時、あなたは皮膚の内部にある毛髪の根の部分の44種類の色法を識別しなければならない。
というのも、皮膚の外部の毛髪の、身十法聚は、非常に少ない為、識別が困難であるが為に。
指の爪と足の爪に関しても、あなたは、肉の根に近い部分を識別する様にする。(155/430)
(6-15につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等ほぼ原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijubunko.sakura.ne.jp/index.html
<中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>
。