<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
身体の4個の部分は、火界が最も顕著である、
すなわち:
1、身体を暖める火(santappana tejo)
2、成熟と老化に到る火(jīrana tejo)
3、発熱の火(ḍaha tejo)
4、消化の火(pācaka tejo)
この四個の部分は、地界または水界が最も顕著である所の部分とは異なっていて、それらは形状がなく、ただ、火界が最も顕著な非明浄色聚によって、構成されているのみである、故に、あなたは、火界が最も顕著な色聚を見つけて、それらの部分を、観察しなければならない。
もし、それらが明晰でない時、発熱の時の色聚でもって、分析するのがよい。
身体には、六個の部分は風界が顕著である、
すなわち:
1、上昇風(uddhaṅgama vātā)
2、下降風(adhogama vātā)
3、腹内腸外風(kucchisaya vātā)
4、腸内風(koṭṭhasagha vātā)
5、肢体内部で循環する風(aṅgamangānusārino vātā)
6、入息と出息(assāsa passāsaso)
この六個の部分の中において、入息と出息を除いて、その他の一つひとつの部分には、みな、33種類の色法があり、四種類の色聚によって、構成されている、
すなわち:
一、命根九法聚;
二、心生八法聚;
三、時節生八法聚;
四、食生八法聚。
この四種類の色聚には、合計33種類の色法が存在する。
入息と出息には、心生声(=音)九法聚(cittaja sadda navaka kalāpa)が存在するが、それは、八不離色と声(=音)という、この九種類の色法である。
入息と出息は、心によって産ずるが、この事を知見する為には、あなたは先に、心所依処に依存して生起する所の、心を識別しなければならない。
有分を含む、一つひとつの、心所依処に依存して生起する所の心は、みな、入息と出息を生じせしめる事ができる。
入出息が、このようにして生じるのを見た後、あなたは息の中の四界を識別しなければならないが、この様にすれば、あなたは息を構成する所の、色聚を見ることができる。
この時、あなたは、その中の九種類の色法を、識別しなければならない。
その他の五個の、風界が最も顕著な部分に関して、あなたは先に、一つひとつの、種類毎の風を識別し、その後に、風の中の四界を、識別しなければならない。
この様にすれば、色聚を見ることができるが、次にあなたは、それらの中の、33種類の色法を識別できる様になるまで、修習を継続しなければならない。
(6-16につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等ほぼ原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijubunko.sakura.ne.jp/index.html
<中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>