Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

般若の独り言~よい畑悪い畑

仏陀はいいました:

「農民は、よい畑には、一番に、種を蒔く。

次に、二番目の、よい畑に種を蒔く。

できの悪い畑には、種は蒔かない。

種が無駄になるから」

いままで、この言葉の意味が、よく分かりませんでしたが、最近ようやく、ハタと膝を打つことに・・・。

中国語の仏教書を翻訳してインターネットで公開する様になって20年、勉強会で仏法(アビダンマ)を説明する様になって、二年。

よい畑、二番手の畑、ダメな畑・・・ってあるのですねぇ。

アビダンマ仏法は非常に難しいので、聞いてもよく分からない・・・というのは、OKなのです・・・難しすぎて、私も説明しきれてない部分がありますし。

しかし、人として、実直であるか、正直であるかという、この種の人間的資質は、仏法を理解し、実践できるかどうかの、分かれ道でもある様です。

仏法の説明をする時、相手が、よい畑なのかどうか、法師としての己の努力が、徒労に終わらないかどうか・・・慧眼でもって観察すべし。

仏陀は、その様におっしゃっている訳です・・・納得。

 <緬甸パオ森林寺院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>