Sayalay's Dhamma book

テーラワーダ系仏教書の翻訳は2019年夏を持ちまして終了致しました。これまでに翻訳しました内、23冊は<菩提樹文庫>にてPDF版を読むことが出来ます。今後、翻訳文を掲載する予定はありませんが、偶には<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。学問的な議論ではなく、ただの雑談、独り言です、お楽しみ頂ければ幸いです。2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得ました。 初心者の疑問にはコメント欄にて対応します。

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」6-33(189/430)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

12 名法の識別

我々はすでに、如何にして簡便に色法を識別するのかを理解した。

今、私は、如何にして名法を識別するのかを、説明する。

たとえば、もし、安般初禅ジャーナ名法を識別するのであるならば、あなたは先に、安般初禅に入らなければならない。出定後、有分(すなわち、意門)と安般似相を同時に識別しなければならない。

安般似相が、有分心の中において出現する時、あなたは五禅支を識別しなければならない。

止禅の修習をした時、あなたはすでに、それらを識別できている。故に上に述べた実践は、あなたにとって、難しいことではない。

唯一の違いは、今、あなたは、五禅支を多数回、持続して、識別しなければならない、という事である。

もし、それらを明晰に識別できたならば、あなたはその他の名法を識別することを始めることができる、たとえば、識である。

名法の識別を開始するにあったって、三種類の方法がある。

1、触の識別から始める。

2、受の識別から始める。

3、識の識別から始める。

もし、安般念が識知の相を擁する識を選択して、識別を開始するならば、あなたは継続的に、多数回識別しなければならない。

もし、それを識別することができないのであれば、あなたは先ほど言及した手順を繰り返し重複して(+修習する):

初禅に入り、出定した後、有分(すなわち、意門)と安般似相を同時に識別する。

安般似相が有分心の中に出現する時、あなたは、それを持続的に、多数回識別する。もし、識を識別することができたならば、あなたは識別する名色法を、徐々に増やしていく、一回ごとに一種類増やしていき、二種類(識と触)を識別し、三種類を識別し、四種類・・・あなたが34種類のすべての名法を見ることができるまで(+修習する)。

この34種類の名法とは何であるか?

12.1 初禅の34種類の名法

12.1.1 識

(1)識(禅心):目標の識知(たとえば、安般似相)。

12.1.2 七遍一切心心所

(2)触(phassa)

(3)受(vedanā)(初禅においては楽受)

(4)想(saññā)

(5)思(cetanā)

(6)一境性(ekaggatā)

(7)命根(jīvitindriya)

(8)作意(manasikāra)

12.1.3  六雑心所

(9)尋(vitakka)

(10)伺(vicāra)

(11)勝解(adhimokkha)

(12)精進(vīriya

(13)喜(pīti)

(14)欲(chanda)

12.1.4 19個遍一切美心心所

(15)信(saddhā)

(16)念(sati

(17)慙(hīri)

(18)愧(ottappa)

(19)無貪(alobha)

(20)無瞋(adosa)

(21)中捨性(tatramajjhattarā)

(22)身軽安(kāyapassaddhi)

(23)心軽安(cittapassaddhi)

(24)身軽快性(kāyalahutā)

(25)心軽快性(cittalahutā)

(26)身柔軟性(kāyamudutā)

(27)心柔軟性(cittamudutā)

(28)身適業性(kāyakammaññatā)

(29)心適業性(cittakammaññatā)

(30)身練達性(kāyapāguññatā)

(31)心練達性(cittapāguññatā)

(32)身正直性(kāyajukatā)

(33)心正直性(cittajukatā)

12.1.5 無痴

(34)慧根(paññindriya)

(6-34につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等ほぼ原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijubunko.sakura.ne.jp/index.html

<中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>