Sayalay's Dhamma book

テーラワーダ系仏教書の翻訳は2019年夏を持ちまして終了致しました。これまでに翻訳しました内、23冊は<菩提樹文庫>にてPDF版を読むことが出来ます。今後、翻訳文を掲載する予定はありませんが、偶には<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。学問的な議論ではなく、ただの雑談、独り言です、お楽しみ頂ければ幸いです。2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得ました。 初心者の疑問にはコメント欄にて対応します。

般若の独り言~啐啄同機

啐啄同機・・・禅宗でよく言われる格言ですね。

もう40年前になりますか・・・訪日視察団(インバウンド)の随行通訳で、東京ガス本社にお伺いした時、社長室に、この言葉が額に入れられて、壁に飾られているのを、見た事があります。

自分自身の中に、人生に対する深い疑問がある・・・それは一個の玉子・・・胸に抱いて温めていると、いつの日か、それは小さな<雛>になって、中からコッ、コッと、殻を打ち砕き始める。

その時、親鳥(師)がいて、その音を聞いたならば、外からも啄んでやる事によって、雛が殻から出て来るのが早まり、それだけ安全でもある、という事です。

啐啄同機・・・言うは易し行うは・・・少なくとも私は、日本ではよい師に恵まれず、結局、胸の玉子は、一人で温め続け・・・ああ、でも、その玉子がコッ、コッと音を立て始めた時の嬉しさと言ったら・・・私以外、みな私の師であると同時に、私が私の師であった時の喜び・・・。

宗教は、自立と自律の為にある。

こっちに飴玉あるよ、寄っておいで宗教は、こちらから、ごめんこうむりたい。

<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>