Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

禅病について(ジャータカさんへの回答)

読者の ジャータカさん から

「禅病とはどの様なものですか?」

と質問を頂きました。

以下にお答えしますものは、<私の場合の事例>であって、禅病も色々あり、正確な定義は難しいと思いますが、基本的には、座禅・瞑想のし過ぎ、座禅・瞑想を間違ったやり方で修行し為、偏差が生じ、発症したもの、と考えられます(気功の指導書などに、『師につかずに自己流でやったために、偏差が生じて、失明した』 などの記載があります。座禅・瞑想修行者の内の、不眠、悪夢、幻覚、幻聴なども禅病に入るかも知れません)。

私の場合は、若い頃より長年、タイと緬甸で主に【安般念(アーナパーナサティ、出入息念)】を修行して来ましたが、息を観じる時、意識の置き所が悪かったのか、いつの間にか自己流になっていたのか(今になって検証はできないのですが)、今年の3月上旬、頭頂部に何かフワフワした、不思議な、不快な感じを持ち、自分で

「これはもしかしたら禅病かも」

と推測しました・・・といいますのは、若い頃に気功の本を読んでいたので、ちょっとそこへ、思い至った訳です。

ITで 著名な東京在住の気功師など、禅病を治してくれそうなヒーラーを探しましたが、灯台下暗し、結局、インドで修行したヒーラーが、我が精舎から車で20分の所におられるという噂を思い出して、3月25日に彼を訪ね、事情を説明して、治療をお願いしました。

彼は、私の病状を聞くや

「それは禅病だ。修行に熱心な人がなるんだよ」

「困ったらいつでもきなさい」

と言って下さいました。

5月6日現在の彼の見立てでは

「貴女は、開いているチャクラと、開いていないチャクラの差が大きい。その為<氣>が額のチャクラめざして上がって来ながら、頭頂部のチャクラが開いていない為、頭部に<氣>がたまってしまっている・・・今、貴女が感じるの不快感は、ここから来ている」

との事です。

なお、現在、私が日々感じている不快感は(一瞬一瞬変化することもあって)、私の筆力では表現するのが難しく、いちいち紹介する事は出来ません、あしからず。

禅病は普通の病院では治せないので(ヒーラーか気功師しか治せないと思います)、皆様もお気をつけて、正師について、正しく修行されます様、お願い致します。

<緬甸パオ森林寺院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>