Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

老婆の独り言~緑豆ぜんざい

みなさんは、緑豆をご存知ですか?

春雨の原料になる緑色の小さな豆です・・・あっ、もやしも、これで作れます。

私は、自家製もやしが作りたくて、通販で緑豆(乾燥物)を買ってみましたが、最近、外気が暑すぎるのか、みごと失敗してしまいました(芽が伸びる前に、水を吸った豆が、全部、傷んでしまった)。

さて、残りの豆一袋、どうしようかしら・・・

と考えていて、子供の時の体験を思い出しました。

私の実家(祖母、父母は、台湾からの移民)は、それほど上品でもないし、礼儀正しいという事もないのですが、なぜか、中元とお歳暮だけは、律儀に、同じ町に住む親戚に、毎年、届けていました。

夏の中元、冬のお歳暮を親戚の家まで届けるのは、私の役目です(祖母は纏足の為、長距離歩けない)。

夏、暑い中を親戚の家に到着して、親から託された中元を渡すと、先方は、私をテーブルに招いて、緑豆で作ったぜんざいをご馳走してくれます。

当時、私はこれが嫌いで嫌いで・・・

日向くさいのと、ぜんざいにしては、全然甘くないのです・・・

親戚は、薄味が好きだったのでしょうかね、よく分かりませんが・・・薄い砂糖水の中にゆれる緑色の豆を見ると、

「これを食べ終わらないと、帰してもらえないのか」

と、半泣きになったものです・・・

私の実家では当時、子供が大人に、食べ物の好き嫌いをいうのは、ご法度だったですから、もう、泣きながら食べました(お叔母さんが席を外した隙に、わざとテーブルにこぼしたりして~笑)。

でも、今、家に残った緑豆をつらつらみるに

「そうだ!ぜんざいだ!」

作ってみましたら、おいしい!!(笑)

緑豆は体を冷やす作用があるので、暑気払いにはうってつけです。

みなさまも、是非チャレンジしてみて下さい。。

 

乾燥緑豆 100g

砂糖 60g

塩少々。

乾燥緑豆を一晩水につけてもどして、翌日、新しい水に取り換えて、40分~1時間ほど煮て、砂糖と塩を入れて、出来上がり。

小豆のぜんざいと作り方はほぼ同じです。

お試しあれ。

<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>