Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

般若の独り言~昔の名前に戻ります

読者の皆様はお気づきかどうか・・・このブログの大題は《サヤレー’ズ・ダンマ・ブック》で、小題は

[老婆の独り言]です(でした、昨日まで)。

この小題が

[般若の独り言]から

[老婆の独り言]に

変更あったのは、5月11日です(それまでの小題は

[般若の独り言]でした)。

なぜ[般若・・・]から

[老婆・・・]

に変更したのかと言いますと、まったくもって、禅病の

せいです。

禅病が最悪の状態であった3月~5月の頃、

「禅病になる様な人間が、サヤレー(出家尼僧)を名乗るのは申し訳ない」

「還俗した方がよいのではないか?」

と、大変に動揺しまして、

「私は禅病を発症すると対応に困り、困惑してパニックを起こす様な、はなはだ頼りない、凡夫のおばぁさんなのだ」

という自戒の意味をこめて、小題を

[老婆・・・]

に変えたものです。

ただ、発病して半年たった現在は、禅病も日毎快方に向かい、頭頂部には未だ気感はありますが、パニックになる事はありません(頭頂部の(邪)気は、任脈を通って、静かに下丹田に下りていき、以前の様な悪さをする事は有りませんー注1)。

昨今、気持ちが大変に落ち着きましたので、小題を元の

[般若・・・]に戻したいと思います。

<般若>は、パーリ語で パンニャ(Pañña)といい、

仏陀智慧、人類最高の叡智、を意味します。

20年前、緬甸のパオ森林僧院で(第一回目の)出家をした時、パオ・セヤドーが私につけて下さった戒名

法名ホーリーネーム)は

Pañña-adhika といい、意味は

鋭い智慧・叡智を持つ女性

となります。

この半年、禅病という、思わぬ伏兵で右往左往しましたが、パオ・セヤドーのつけて下さった

Pañña-adhika という戒名は、誰からも

「とてもよい名だ」

とお褒め頂けるもので、その為、禅病が落ち着いた今は

小題を、また元の

[般若の独り言]

に戻したいと思います。

正真正銘の Pañña-adhika になるには、まだまだ修行が足りませんが、パオ・セヤドーから頂いた

【一生の宿題】

という事で。

注1=禅病発症のメカニズムと、その治癒の方法に関しまして、優秀で良心的な気功師の元で、何ほどか学びたいと思っています。

現在、コロナの為閉校中ですが、日本の大学と提携して、中国政府が派遣する気功師が担当する<気功講座>が隣の市であり、それが開講され次第、参加、申し込む予定でいます。

<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若差異>