昨日(8月24日)、当ブログにて
《vipassanaā (観)について》
を公開しました所、みやもとそうご様 より、コメント欄を通して、ご質問を頂きました。
以下、私の知り得る範囲内で、回答致します。
まず、私のプログで、仏教のダンマに関して書かれています所の、私の知見は
(1)この20年来の、中国語で開かれたテラワーダ系列の仏教書(主にパオセヤドーの著書)の翻訳を通して得たもの。
(2)私自身の瞑想体験。
(3)タイ、緬甸での修行や、(台湾での)雨安居の修行などで、その時々の指導者の法話を通して得た知見・・・
が基礎になっています。
経典に関しましては、子供の時、青年期にはよく読みましたが、現在は余り読んでおらず、また経典を手元に置く為、全巻買いそろえて・・・という事もしておりませんので、経典とアビダンマの関係性について(の知見に)、多少の不備がある事は先にお詫びしておきます。
1)ご指摘の、素粒子という言葉は、アビダンマでは色聚と呼んでいるものを、私が、現代人にも分かり易く、素粒子と表現したものです。
<素粒子>と、断定的に記載しますと、炎上する可能性がありますので(笑)、<素粒子など>という表現にしてあります段落があると思いますので、広めにご解釈下さい。
アビダンマでは、【色聚(ルーパカラーパ)は、地、水、火、風、味、色、におい、栄養素など、8種類の要素で構成されている】とありますが、素粒子物理では、もっと科学的で、複雑な説明がされています。
とりあえず、色聚について、ゴータマ仏陀は、8つの要素を言い、現代の科学者は、非常に先進的な器具を使用した実験に基づいて、もっと詳しく説明していて、当然の事ながら、色聚と言わず、素粒子と言う、とご理解頂ければと思います。
<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>