Sayalay's Dhamma book

仏教書の翻訳は2019年夏をもちまして一旦終了しましたが、2020年発生しましたコロナ禍により、修行者独習に供する為、『親知実見』を翻訳しています。過去に訳出した23冊は<菩提樹文庫>にて閲覧できます。2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得ました。 初心者の疑問にはコメント欄にて対応します。

翻訳『親知実見』Knowing and Seeing #18-1

如何にして七覚支をバランスするか

もし、入出息念でもってジャーナを成就したいのであれば、七覚支(bojjhaṅga)をバランスする事もまた、非常に重要である。

それらは:

1)念(sati):忘れない事、似相を識知しつづける事;

2)択法(dhammavicaya):似相を徹底的に了知する事;

3)精進(vīriya):諸々の覚支を統合し、かつ、似相において、それらをバランスする。特に、それ自身及び択法覚支を強化する;

4)喜(pīti):似相を体験する時、心が歓喜する事。

5)軽安(passadhi):似相を所縁とする時、心と相応心所が平安である事;

6)定(samādhi):心が似相に専注する事に一境性;

7)捨(upekkhā):心の平等性。似相に対して興奮しないし、また飽きない事。

禅修行者は、すべての七覚支を育成し、バランスを取る必要がある。もし、精進が不足するならば、心は、禅修行の所縁から離れていく(ここでは似相を指す)。

この時、彼は、軽安、定と捨を修習してはならず、択法、精進と喜を修習しなければならない。

この様にして初めて、心をして奮い立たせることができる。

しかしながら、精進が過度である時、心は躁動と不安が大きくなる。この時は、反対に、彼は択法、精進、喜を修習してはならず、軽安と定と捨を修習しなければならない。

この様にして初めて、躁動して止まない心に、抑制と平安を得ることができる。

以上が、如何にして五根と七覚支をバランスするのか、という方法である。

<翻訳文責:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>