Sayalay's Dhamma book

仏教書の翻訳は2019年夏をもちまして一旦終了しましたが、2020年発生しましたコロナ禍により、修行者独習に供する為、『親知実見』を翻訳しています。過去に訳出した23冊は<菩提樹文庫>にて閲覧できます。2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得ました。 初心者の疑問にはコメント欄にて対応します。

翻訳『親知実見』#27-4

問2-2:第四禅に到達した後、なぜ、我々は、直接五蘊観照して、それらの無常・苦・無我の本質を透視し、涅槃を証悟しようとしないのか?

涅槃を証悟する前、我々はなぜ、32身分、白骨想、白遍、四界差別、色業処、名業処、縁起と観禅を修行しなければならないのか?

答2-2:仏陀は、三種類の人間に五蘊に関する修観の方法を指導した:それは利慧者、名法の観智がいまだ明晰でない者、簡略法が好きな修観者、である。

五蘊とは何か?

五蘊と名色の間には、どの様な違いがあるのか?

あなたはどの様に答えますか?

二番目の問題に解答する前に、我々は、先に名色と五蘊について、説明をしたいと思う。

四種類の勝義諦(paramattha sacca)がある:

心(citta)、心所(cetasika)、色(rūpa)と涅槃(nibbāna)である。

第四番目の勝義諦ーー涅槃をを証悟する為に、我々は、その他の三者の無常・苦・無我の本質を見る必要がある、すなわち、以下のものを見なければならない:<注117>

1)89種類の心(viññāṇa)

2)52種類の心所(cetasika)

3)28種類の色(rūpa<注118>

89種類の心は、識蘊(viññāṇakkhandha)と言う。52種類の心所に関しては、

受は受蘊(vedanākkhandha)、

想は想蘊(saṅkhārakkhandha)、

その他残りの、50心所は行蘊(saṅkhārakkhandha)である。

ある時には、心と心所は、合わせて「名」(nāma)と呼ばれ、ある時には、四つの蘊に細分される:受蘊、想蘊、行蘊と識蘊である。

この四蘊は、総合して名蘊(nāmakkhandha)と呼ばれる;

色蘊(rūpakkhandha)は28種類の色の事である。

心、心所と色を合わせて名色と言う(nāmarūpa)が、ある時には、また、五蘊とも言う:色、受、想、行、識である。それらの因は、名色にすぎない。

<翻訳文責:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>