Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳』『親知実見』#33-6

3)性十法聚は全身に分布している。その中の十番目の色法が性色(bhāva)である。

二種類の性色がある:<注166>

ⅰ)男性色(purisabhāva):それは、男性の生理の特徴を表現し、人をして「これは男性である」と知らしめる。

男性色は、男性にのみ、見られる。

ⅱ)女性色(itthibhāva):それは、女性の生理の特徴を表現し、人をして「これは女性である」と知らしめる。

女性色は、女性にのみ、見られる。

眼(目)、耳、鼻、舌と身十法聚の中の、十番目の色法は、すべて明浄である為、これらの色聚もまた、明浄である。

その他の残りのすべての色聚には、浄色がない、例えば先ほど説明した所の、性十法聚と心十法聚がそうであるが、故に、それらは皆、非明浄である。

<翻訳文責:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>