Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

私のお気に入りー3

タイ語でロンジーミャンマー語でシンと呼ぶ筒型巻きスカートです(日本の昔の腰巻きも、このタイブだったとか)。                   布は、ラオスビエンチャンで購入しました(タイのビザ延長の為、ラオスに入国しておりました)。                    藍染の、粗い木綿の手織りの絣、モチーフは牛。                   60センチ幅×120センチ長さに織ってある布を、購入後、自分で輪に縫って、着用しておりました。                 私が、その様にして着ておりましたら、タイの僧院で、比丘尊者に         【そのロンジー、えらく短くみえるけど、何か変だよ】               と言われたので、周囲の人に聞いて見ると、縦方向の長さを出すために、腰に巻きつけるための分、別途、腰回りに、細長い布を付け足さなければならない、と教わりました。                 写真上部に、模様のない黒い布が写っているのが、それです……何か呼び名がありましたが、忘れてしまいました。。。         今はサヤレー(尼僧)ですから、このロンジーは着ませんが、手織りの絣が好きなので、時々出してきて見ています。       今はハノイにいる孫(女の子)が、将来、貰ってくれると嬉しいのですが、どうなりますか……

私のお気に入りー2

私が二十歳を過ぎた頃でしょうか、日本と中国の国交が回復したのは。。               神戸の中華学校に通って北京語を学んだ私は、社会主義の中国とはどんな所か、一度みてみたいと思い、フリーの通訳になりました。。。    

コンベンションセンターなどで行われる国際会議の通訳に呼ばれるのは年に一度か二度で、後は友好訪中団の通訳兼添乗や、技術交流の通訳などをやりました。。。            その中で、雲南省に行く仕事は特にワクワクしました……少数民族に会うのが好きでしたから(実現しませんでしたが、大学では文化人類学を学びたかったものです)。   写真のテーブルセンター(35cm×35cm)は、今となっては何族のものかわかりませんが(モン族か、アカ族か?)、40年程前に、雲南省石林で購入したものです。非常に細かいクロスステッチで埋め尽くされています。。。                同じデザインでも、黒い布に刺繍したものは値段が高く、理由を聞くと、「黒い布に刺繍するのは、天気の良い日だけ。電気がない夜は、見えにくいのでできない。だから高くなる」とのことでした。。。                   夜はロウソクかランプの下で、仕事をしたのでしようか?              右端の破れた所を、赤いチロリアンテープで補強してありますが、このテープは、チベット族のもので、ラサで購入したものです。。。                 次回は、ラオスの絣織りのスカート、タイ語でロンジーミャンマー語で、シンと呼ばれているものを紹介します。。。       追加:今は政情不安で、外国人はラサに入れません。大昔、通訳添乗でラサに行けて、ラッキーでした。ラサは雪山に囲まれて空気が澄んていて、まさに【神々の舞う庭】でした。

翻訳文<実用アビダンマ>をお読みの方へ

<実用アビダンマ>翻訳文をお読み頂いている皆様へ。。。             現在、定期的に翻訳して、UPしいる<実用アビダンマ>は、一回毎に翻訳する分が、大変に短いです。。。                                  理由は、文章が長くなると、校正の見落としが多くなり、読者の皆様にご迷惑をかけること……                        また、当該<実用アビダンマ>は今のところ、完成後に【菩提樹文庫】において、PDF版にして、公開する予定がありません。。。                      この2点を踏まえまして、一回毎に公開する翻訳文を短めにしています。。。                     読者の皆様には、語られているアビダンマを、ゆっくりじっくり確かめながら、読んで頂ければ、幸いです。。。                              緬甸パオ森林僧院ヤンゴン分院所属Pannya−adhika Sayalay (般若精舎)

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(13ー7)(私家版)

(4)3個の離心所:正語、正業、正命。この三者は、出世間心の中においては、同時に生起するものである。即ち、八正道の中の正語、正業、正命である。(離心所は、世間心の中においては、個別に生起するものである)。。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(13ー5)(私家版)

♢40個の出世間心と心所の関係♢    ■出世間道心             我々は、初禅ソータパナ道心を例にして説明する。。。。               ある人が、初禅の禅定に入り、その後に出定して、初禅に相応する所の名法を、無常、苦、無我と観照し、その結果、その時、ソータパナ道心を証するならば、そのときの彼の心路には、36個の心所が生じているが、その内容は、以下の通り。