Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2016-09-19から1日間の記事一覧

「修心与神通」(翻訳文)~13-4

(5)手抜きを狙う: 仏陀の開示した経、教えた法について、(+怠け者は)時間をかけて分析、研究し、悟りを開こうと(+いう努力を)しない; 睡眠が好きで、手抜きして出来合いを求め、一撃で成就しようとする。一回念仏すれば、即身成仏、一回呪文を唱…

パオ・セヤドー講述「菩提資糧」(翻訳文)-183

<問答三> 問3-1: 禅師は、開示の中で、我々の菩薩が過去世において、獅子王として生まれた時、ウサギが睡眠中に落ちてきた木の実に驚き、世界の末日がきたと思い込んで、森林のすべての野獣を恐怖に陥れたことがあります。 獅子王が一つひとつ追跡して調…

パオ・セヤドー講述「菩提資糧」(翻訳文)-182

問2-8: 仏陀は「夢」を見ますか?(+仏陀が)夢を見るとき、正念はありますか? 答2-8: 仏陀とパーチェカ仏を含む、すべての阿羅漢は、二度と夢を見ることはない。というのも、彼らはすでに、すべての迷い、幻想を取り除いているから。 パーリ聖典の中…

パオ・セヤドー講述「菩提資糧」(翻訳文)~181ー7★

多くの経の中で、仏陀は、過去世の因が、現世の五蘊を形成する、と教えている。 たとえば:過去世の無明、愛(=渇愛)、取、行、業が、現世の五蘊を形成している、等々。 仏陀はまた、現世の因は、来世の果を齎す、と言う。 もし、あなたが、縁起の教えを認…

パオ・セヤドー講述「菩提資糧」(翻訳文)~181-6

《清浄道論》の中で、彼が自分自身の考えを表明した部分は、ただ一回、出現するに過ぎない。 彼は言う: 「我々の、この事柄に対する選択・決定は以下の通りである」と。(清浄道論・第13品)。 また、《中部 Majjhima Nikāya》の注釈の中で、彼は一度だけ、…

「修心与神通」(翻訳文)~13-3

(3)菩提心を発していないこと: 真剣に道を修し、果を証悟したいという決意 (+がない)。 言い換えれば、もとより出離心などなく、諸法が夢であり幻であるという(+そのからくり)を見抜くこともできないでいる。 そして、諸々の、種々の欲念の中で、…

是誰庵のひとやすみ~千里の道

先日、ふとしたことで知り合った法友に誘われて、その人のご自宅で、少々仏教の話をさせて頂きました。私のレベルでは「法話の会」とまではいきませんので、「囲む会」ということでお願いしました。私は子供の時から仏教が好きで、早くから経典を読んでいて…