Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2016-10-12から1日間の記事一覧

パオ・セヤドー講述「菩提資糧」(翻訳文)~210-5

我々は、郁伽居士を模範とし、布施するときは、受け取る人のレベルを、気にしないようにするべきである。 受け取る人個人に、なんらの感情をもってはならない。そして、心をサンガ全体に向けて、行っている布施が、聖潔なサンガ施であるように、実践する。 …

パオ・セヤドー講述「菩提資糧」(翻訳文)~210-4

尊者よ、もし私が、世尊より先に死んだとして、そして世尊が:『郁伽居士は欲界の輪廻を引き起こす五つの結を完全に取り除いたアナーガミである』と言うならば、それは別に驚くべきことではない。たとえ仏陀が言わなくても、私はすでに己自身がアナーガミに…

是誰庵のひとやすみ~メビウスの輪

最近ずっと、<メビウスの輪>について考えている。考えるというより、どちらかというと、それについて、感じているだけなのだけれど(私の頭は、あまり論理的にできていないので)。 仏陀は、世界の始まり(宇宙の端っこ?)を探してみたけれど、見つけるこ…

パオ・セヤドー購述「菩提資糧」(翻訳文)~210-3

尊者よ、私には四人の妻がいます。 私は家に帰ると、私は彼女たちに言いました:『私はすでに不淫戒を持するという願を発した。あなた方は、ここに残りたければ残ってよいし、随意に私の財産を使って善行をなしてよい; 実家に帰りたい人は帰ってもよく; 他…

是誰庵のひとやすみ~婆子焼庵

禅の公案に<婆子焼庵>というのがある。 内容は、ある一人のお婆さんが、一人の僧侶を自分の家の離れにおいてあげて、色々世話をして修行の手伝いをしてあげていたが、長年の修行がうまくいっているかどうか試した所、不合格で、老婆は、その離れを焼いてし…

是誰庵のひとやすみ~へぼい詩一つ

<虹の戦争> 昔、谷の合間に湖を持つ国があった そこでは毎日、虹が立った 彼らは七色に光る虹を見ながら 幸せを感じていたが ある時、隣の国では 光に色はない と言っているのを 聞いたので 本当のことを知りたいと思いなし 寝食を忘れて 洞窟にこもった …