Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2018-06-21から1日間の記事一覧

「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」 4-11

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 「虚妄語(musāvāda)」--「虚妄」とは: 語または身の努力によって、欺瞞に尽力するか、または利益を破壊する者をいう。 欺瞞の目的をもって、身門、語門の中の一門を運用して、邪思(心)によって身・語の努…

「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」4-10

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 「不与取(adhinnādāna)」ーー「不与」: 他人が所有している(+がしかし)、他人である所の(所有者が)、随時に使用する事を欲する(=許可する)ならば、処罰には当たらず、無罪となる。 当該の、他人が所有…

「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」 4-9(90/230)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> (前五学処の解説) これまで述べられてきた所の、以下の文言について: 「この時、前五(学処)をば、差別(=差異)と義理(=意味内容)から解説する、殺生から・・・略・・・離から、果から、(+などと言う…

「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」4-8

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 「学」は三学であるーーすなわち、増上戒学、増上心学(=増上定学)、増上慧学である。 しかしながら、ここにおける義は: 「(いわゆる)学とは、すでに離に到達した所の戒、世間vipassana、色・無色ジャーナ、…