Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2018-08-08から1日間の記事一覧

「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」6-4

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 5. 問:聞く所によると、比丘尊者は、他に男性のいない場所で、比丘尊者が単独で、女性と同席してはならないというのは、本当ですか? 答: その通り。 それ以上に、もう少し詳しい規定がある。 もし、男性がそ…

「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」6-3

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 3. 問: 仏陀は、比丘が女性と話をする時には、何に注意をして、どのような内容を話すようにと、規定しましたか? 答: 仏陀は、貪染の心で、女性に粗悪な言葉、淫蕩な言葉、感情的・気を引く言葉、軽薄な言葉…

「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」6-1

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 第五章 布施修福篇 1、 問:南伝在家居士にはどのような福の修し方がありますか? 答:南伝仏教には多くの福の修し方があるが、《アビダンマッタサンガハ》では、10種類の福業事(puññakiriyavatthu、修福の対象…

「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」5-31

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 23、 問:父母が許可しない場合、出家できないというのは本当ですか? 答:仏陀は《律蔵》の中で、以下の様に規定している: 「比丘たちよ。 父母が同意しないならば、その子を出家させてはならない」 註釈書では…

「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」5-30

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 22、 問:出家できない人々、というのはどのような人の事ですか? 答: 《律蔵》において、仏陀は、ある種の人々は出家できないと規定した。 ハンセン病、疥癬病、肺結核患者、精神病、過去に(比丘であった時に…

「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」5-29

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 比丘尼を淫汚する者であって、その内の欲楽は、非梵行として理解する。 (沙弥が違反して)非梵行者になった場合、未来において(+戒を)守護し、(+出家したいと)思うならば、(+未来において)帰依や具足戒…

「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」5-28

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 誹謗については、仮にたとえば『阿羅漢、正自覚者』などに相反する(方式によって)仏を誹謗する時; 『善説』などに相反する(方式によって)法を誹謗する時; 『善行道者』などに相反する(方式によって)サン…

「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」5-27

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> しかしながら、もし、彼が迅速に『私は悪行を行いました』と間違いを認め、引き続き(+戒を)守護する事を申し出るならば、形相滅擯は行わない。 不与取に関しては、草の先のような少量のものを(偸盗)しても(…

「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」5-26

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 故に、殺生などの一項目を違反しただけであっても、形相滅擯として、彼を滅擯しなければならない。 殺生等については、比丘は異なる罪となる。 しかし、サーマネラ(=沙弥)はそうではない。 サーマネラは、蟻、…

般若の独り言~不飲酒戒と滅擯(誹謗の罪と淫汚を含む)

在家の皆様の質問で多いのは<不飲酒戒を守ると言うけれど、どこまでがお酒で、どこからが薬ですか?>というもの。 具体的には「養〇酒は、薬としてなら、飲んでもよいのか」 「漢方薬とはいえ、主成分がお酒なら、飲んではいけないのか」 「健康の為に、お…

「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」5-25

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 「その内の、上記の『滅擯』とは、『障礙滅擯(kaṇṭakasikkhāpada)』に言われる所の、三種類の滅擯の内の、形相滅擯(liṅganāsana)を言う(注1)。 (注1)ここには、 共住滅擯(saṃvāsanāsana)、 形相滅擯…

「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」5-24

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 20、 問: 我々南伝(テーラワーダ)の在家居士には、どのような義務と責任がありますか? 答: 南伝の在家居士は、少なくとも三帰依と五戒を受持し、かつ五種類の不適切な仕事(邪命)を避ける事。 常々寺院に来…

「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」5-23(135/230)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 19、 問:金銀(お金)を受け取ることから離れる学処について説明して下さい。 答: いわゆる「金(jātarūpa)銀(rajata)」は、金と銀のことで、かつ、それは貨幣、銅銭、木銭、膠銭など、通用する貨幣すべてを…

「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」5-22

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 1、低いベッド、椅子またはスツール。 2、正方形の椅子と七支椅子以外に、ベッドや椅子の底部の枠を計算にいれず、その足部分が仏陀の八つの指幅分を超えないベッド、椅子。 3、もし、上に述べた20種類の高い…