Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2019-08-06から1日間の記事一覧

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」6-37(198/430)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 12.4.2 触(phassa) パーリ語passa(触)の源は、phusati から来ており、その意味は「ぶつかりに行く」である。がしかし、触を、色法が身根にぶつかるだけの事である、と理解してはならない。 実際は、それは一…

般若の独り言~善は急げ(其の2)

本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda Sayadaw)の来春 訪日弘法について。 今年 2、3月に、本雅難陀尊者と台湾法雨道場でお会いしました折、尊者から 「日本のテーラワーダの皆様が、われわれ比丘の戒律違反がない様、日常生活と弘法活動において、充分に配慮頂…

般若の独り言~善は急げ(其の1)

アビダンマ、仏教書の翻訳は、大変に面白いです。 今翻訳している「顕正法蔵」で、こんな言葉を見つけました。 『水界は「有資糧水」と「相水」に分けることができる。 「有資糧水」は云々、「相水」は云々・・・』 2600年前、ゴータマ仏陀は、インドのブッ…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」6-36(195/430)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 12.4 ジャーナ名法の相、作用、現起(現象)と近因 今私は、安般似相を目標に取る所のジャーナ名法の相、作用、現起(現象)と近因について解説する。 12.4.1 心(citta) 心とは、四種類の究極法の一種である。 先…