2021-03-05から1日間の記事一覧
<#28-1>シリーズは、中国語原文P126~P136までの、脚注の翻訳です。 <注117>=ここでは、簡潔な説明をしているが、詳細は「第一聖諦を知見する」p31山椒の事。 <注118>=「表2a:28色法」p223参照の事。 <注119>=〈結論〉p33参照の事。 <注120…
ある日、アーナンダ尊者は、四種類すべての方法で縁起の修習をした後、夕方、仏陀の所へ行って、仏陀に拝見(礼拝して面会する)して、以下の様に言った: 「尊者、稀なるかな! 尊者、未曽有かな! 尊者、この縁起は奥深く、奥の深い相を具している。 しか…
系統的に第五法を修習した後に、第一法を修習する事は、大きな困難を伴わないであろう。故に、我々は、第一法を教導する前に、先に第五法を教導する。 時間が豊富で、かつ更に一歩進んで修行したいという修行者に対しては、我々は、五種類すべての方法を教導…
仏陀は、法を聞く者の根性(資質)に応じて、四種類の縁起の識別法を教導したが、《無礙解道》(Paṭisambhidāmagga)では、もう一つ別の方法を提起している<注131>。 故に合計5種類の方法が存在している。 仏陀の教えた一番目の方法は、正順で縁起を識別…
故に、観の修習をする前、なお、四種類の清浄が存在している。 何故であるか? 観の修習とは、名色及びその因、無常・苦・無我の本質への観照を言う。 いまだ名色とその因を見ないのであれば、それらの無常・苦・無我をどの様に観照せんというのであろうか?…
3)見清浄(Diṭṭhi-visuddhi)、すなわち、名色限定智(Nāma-rūpaparicchedañāṇa)<注128> 4)度疑清浄(Kaṅkhāvitaraṇa-visuddhi)、すなわち、縁摂受智(Paṭicca-samuppāda)であり、言い換えれば、すなわち、己自身で自ら、縁起(paṭicca-samuppāda)を…