Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2021-05-05から1日間の記事一覧

翻訳『親知実見』#34-1

<#34>シリーズは、中国語原文<P178~P223>までの、脚注の翻訳です。 <注153>=異なる種類の色法を識別する事の必要性に関して、仏陀は《大牧牛者経》(Mahāgopālaka Sutta)の中において、教導している;中国語原文P 33に当該の經を引用した。「処」と…

翻訳『親知実見』#33-48

表2c:身体の基本的色法 二種類の10法聚[2*10=20]+1種類の9法聚[9]+3種類の八法聚[3*8=24]=54 (表アリ) 《説明文》身10法聚、性10法聚、命根9法聚と八法聚は、六種類の感官の中においては、みな同じである。 表2d:心臓の基本的色法 三種類…

翻訳『親知実見』#33-47

表2a: 28色法 (表アリ) 24種の所造色(upādāya‐rūpa) (表アリ) 表2b:目の基本的色法 三種類の10法聚[3*10=30]+1種類の9法聚[9]+三種類の八法聚[3*8=24]=64。 (表アリ) 《説明文》 a:耳、鼻と舌に関しては、相互に、相応の交換をする…

翻訳『親知実見』#33-46

あなたが、色法の識別(Rūpa-kammaṭṭhāna)を完成させた時、あなたは、一目で、六種類の感官を見ることができ、また一目で、42身分の中のすべての諸々の界を見ることができる程に、充分に熟練しているものと思える。 あなたは、界から界へ、感官から感官へ、…

翻訳『親知実見』Knowing and Seeing#33-45(220/446)

結び 本日、我々は、非常に簡単に、如何にして色聚を分析するのか、について、説明した。 しかし、実際の修行の時、(その実践の内容は)更にもっと複雑になる。 例えば、詳細法を修行する時、《中部・界分別経》の中に記載されている所の、身体の42個の部分…

翻訳『親知実見』#33-44

また、食生食素が、目の中の心生食素八法聚(cittaja ojaṭṭhamaka kalāpa)の中の食素に出会う時、二、または三代の食生食素八法聚を生じることができる。この多くの代の新しい色聚の中において、その時節は同様に、多くの代の新しい色聚を生じせしめること…

翻訳『親知実見』#33-43

上記の過程を観察する為に、あなたは、食事をする時に、禅の修習をするのがよい。あなたは、食生色聚が、消化道ーー口腔、食道、胃と腸ーーから全身に拡散するのを見ることができる。 あなたは、先に、これらの場所において、今食べたばかりの食物の中の四界…

翻訳『親知実見』#33-42

如何にして食生色法を識別するか 前に述べた通り<注210>、身体の中には、ただ四種類だけ、無生命の時節生食素八法聚(utuja ojaṭṭhamaka kalāpa)があるが、それはすなわち: 未消化の食物、すでに消化された食物(糞)、膿と尿である。そして、身体の消化…