2021-05-17から1日間の記事一覧
その後、ある日の事、仏陀は、シャーリプトラ尊者の甥に《長爪経》(Dīghanakha Sutta)を教えていた時、一種の法を説明した:受(vadanā)である。 シャーリプトラ尊者は、その時、ゴータマ仏陀の後ろに立って、彼の為に扇子を揺らしながら、仏陀の説法を聞…
《第一不遍知経》(Paṭhama aparijānana Sutta)と 《尖頂閣経》(Kūṭāgāra Sutta)という、この二つの経文の教えは非常に重要である。 故に、もし、禅修行者が、受念処から、観の修習を始めたいのならば、彼は、以下の二点をしっかりと覚えておかねばならな…
三種類の遍知とは何か?それらは: 1)知遍知(ñāta-pariññā):すなわち、 名色限定智(Nāmarūpa-pariccheda-ñāṇa)と、 縁摂受智(Paccayapariggaha-ñāṇa)である。 それらは、一切の究極名色法及びその因を了知する所の、観智である。 2)審察遍知(tīraṇ…
もし、禅修行者がただ感受をのみ観照したいと思うならば、彼は、仏陀が述べた以下の事実に注意を払わねばならない: ”Sabbaṃ bhikkhave、 anabhijānaṃ aparijānaṃ avirājayṃ appajahaṃ abhabbo dukkhakkhayāya. Sabbañca kho、 bhikkhave、abhijānaṃ parijān…
しかし、仏陀は《相応部・蘊相応・定経》の中において、以下の様に言う:<注244> ”Samādhiṃ、bhikkhave、 bhāvetha. Samāhito、 bhikkhave、bhikkhu、 yathābhūtaṃ pajānati.” 「比庫たちよ。 定を修習しなければならない。 比庫たちよ。 定力のある比庫は…
近くの町に、業〇スーパーが新規開店しました。 早速、お買い物に・・・ 当スーパーの母胎は、輸入商社ですから、販売されている商品は、外国製の食品が多いのですが、私のお目当ては、タイカレーのペーストです。 40年前、テーラワーダ仏教を学びたくて、タ…
私は、ゴータマ仏陀の遺された教え、<三蔵>(経・論・律)の中、どちらかというと、経よりも、論(アビダンマ)が好きです。 アビダンマは、無常・苦・無我、色聚、色法、名法、 五(取)蘊、速行心、五門転向等など、身体と心に関する法(真理)が、簡潔に…