Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2021-05-18から1日間の記事一覧

翻訳『親知実見』#35-27

問4-10:セヤドーに、科学的な手法でもって、禅修行中に体験する光について、説明して頂けませんか? 答4-10禅の修行中に見る光とは、何であるか? 結生心を除いて、一つひとつ、心処(hadayavatthu)に依存して生起する所の心(citta)は、みな、心生色法:…

翻訳『親知実見』#35-26

問4-9:入出息念(ānāpānassati)の修行方法と四界差別は、同じですか?我々は、どうして、入出息念の修行の後に、四界差別の修行を開始するのですか? 答4-9:違います。この二種類の方法は、同じではない。観の修習においては、名法、色法及びそれらの因を識…

般若の独り言~翻訳者冥利

去年の12月から始めました 『親知実見』 の翻訳、なんとか、60%くらいまで来ました。 半分過ぎると、少しほっとします。 本日5月18日に翻訳しました 『親知実見』 中国語原文P 249に、 【慧解脱とは、純観阿羅漢の事】とありまして、早速、 タグ付けしてお…

翻訳『親知実見』Knowing and Seeing#35-25(250/446)

問4-8:中陰身(antarabhava)とは何ですか? 答4-8:上座部仏教の三蔵に基づくと、所謂、中陰身というものは、ない。 死亡心(cuti-citta)及び、それに緊密に続く所の、結生心(paṭisndhi-citta)の間には、如何なる心識刹那または、所謂中陰の類の状態<…

翻訳『親知実見』#35-24

問4-7:仏陀は大阿羅漢です。では、仏陀とその他の阿羅漢弟子、例えばシャーリプトラ尊者とマハーモッガラーナ尊者とは、どの様に違いますか? 答4-7:仏陀の阿羅漢道は、必ず、一切知智(Sabbaññuta-ñāṇa)と相応している。 しかし、弟子の阿羅漢道は、その…

蟻の一穴(【仏教徒】様へ)

私のブログ 「歌舞音曲戒律違反について」に関しまして、 【仏教徒】様より、お返事のコメントを頂きましたので、当該の欄に公開致しました。 確かに、戒律は、[これくらい、いいだろう]、という小さな気の緩みから、大きく綻んでいくもの、というご指摘は…