Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2021-10-06から1日間の記事一覧

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(3-2)

因と縁が和合して生起した法を有為法と言う。 故に、一切の有為法は、みな、無常・苦・無我である。 苦のパーリ語は「dukkha」で、中国語訳では、苦と言い、英語訳では「suffering」となるが、そのどれもが、あまり正確とは言えない。 実際は、パーリ語の du…

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(3-1)

第一章 心の概要 第一章は、<心の概要>とし、《アビダンマ論》 の一番目の究極法である「心」についての解説をする。 先に心を研究するのは、仏教の究極法を分析する中心点は、己自身による体験においているが故であり、また、心は、体験の主要な要素でも…