Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2022-01-02から1日間の記事一覧

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(3-125)(私家版)

故に、もう一度、ふたたび、大地全体を目標に取り、その後に、大地の一つの空間に、注意を向ける。 ちょうど、皮膚に毛孔がある様に、大地の空隙に注意を払い、空、空、空と観ずる・・・この様にすると、大地全体は見えなくなり、一片の虚空だけが残る。 次…

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(3-124)(私家版)

次に、続いて、地遍から、空無辺処に入る。 五禅から出定した後、この色禅の過患を考える。 色禅には、色身があり、色身があれば、他人からの打撃、傷害、刺殺等々に遭遇・受難する事がある。 色身の過患を思惟し、色身のないジャーナを証得する事を、無色禅…

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(3-123)(私家版)

座席に戻った後、目を閉じれば、先ほど取った相が、浮かび上がる。 その後に、地、地・・・心が、継続的に地に専注する時、ゆっくりと、徐々に、地を、1インチ、2インチ、3インチ、4インチ、5インチ・・・10方の虚空全体が、大地になる様に拡大していく。 そ…

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(3-122)(私家版)

無色界善心を修するには、先に10遍(kāsinas)を修しなければならない。 それぞれ:地、水、火、風、赤色、黄色、白色、褐色、光明、空である。 褐色は、頭髪の色で、ある種の本では、藍色と訳されることもある。 空無辺処善心は、どの様にして、修するのか…

般若の独り言~一休禅師道歌

昨日元旦は、己自身の今年一年の、心の持ちようの 決意表明(?)をしました。 本日は、仏法に話を戻しまして、私の好きな、 一休禅師の道歌を一首、紹介します。 《ほらぬ井に たまらぬ水の 浪だちて かげもかたちも なき人ぞくむ》 (バグワン・シュリ・ラ…

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(3-121)(私家版)

12無色界心 四個の無色界善心 空無辺処善心 識無辺処善心 無所有処善心 非想非非想処善心 (3-122につづく) <願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(6-25)(私家版)

斯くの如くに、多くの功徳を具備する為、僧人は、国王と天神の礼拝を、受ける事ができる。 ある日、サッカ天帝(Sakka、帝釈天王)が、歓喜園に行こうとして、出発の前に、四方を礼拝した。 御者のマータリ(Mātali)が聞いた: 諸々の婆羅門、刹帝利、地神…