Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2022-02-08から1日間の記事一覧

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(12-2)(私家版)

”尊者、私が三帰依を求める事と、出家の10戒を求める事を,、許可して下さい。 尊者が、私を受け入れて下さいました後に、私に戒を授けて下さい!” (三度誦する)。 出家希望者は、上記に述べた所の、パーリ語でもって 三帰依と、サーマネラ出家の10戒を授け…

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(12-1)(私家版)

受戒の流れ ”Okāsa ahaṃ bhante、 tisaraṇena saddhiṃ pabbajjā dasasīlaṃ dhammaṃ yācāmi、 anuggahaṃ katvā sīlaṃ detha me、 bhante; Dutiyampi ahaṃ bhante tisaraṇena saddhiṃ pabbajjā dasasīlaṃ dhammaṃ yācāmi、 anuggahaṃ katvā sīlaṃ detha me、 …

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(4-11)(私家版)

触のパーリ語は「phassa」で、またすなわち、所縁、依処と心の、三つの集合、衝撃を表す。 触は、身体的な接触の意味ではなく、心の触を指している。 例えば、ある人がレモンを食しているのを見て、(当方も)つい、唾が流れる、のが触である。 レモン自体は…

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(4-10)(私家版)

1、触(phassa) 触の特徴は、接触である。 作用は、衝撃。すなわち、目標をして心に衝撃せしめる事。 現起(現象)は、識。 依処と目標が集合して、(識が)生起する。 すなわち、六所縁が、六個の依処を衝撃する時、六識が生まれるのである。 故に、いわゆ…