Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2022-04-19から1日間の記事一覧

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(6-70)(私家版)

Mallika皇后は、Kosala国王の王妃であった。聡明で敬虔で、よく仏陀と阿羅漢尊者たちを供養した。仏陀を供養した功徳は非常に大きなものである。 彼女は、非常に多くの善業を造したのではあるが、しかし、国王に対して一つ申し訳ない事をしてしまい、常にそ…

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(6-68)(私家版)

11、悪作(kukkucca) 悪作の因も、また瞋である。 特徴は、事件の後、後悔する事。 作用は、己自身の造した悪を後悔するか、または実行しなかった善に関して後悔する事。 たとえば、仏法を聞く以前、あなたはよく蚊やゴキブリを殺していたが、仏法を聞いた…

般若の独り言~後悔は悪作

以前読んだ旅行本に、 【タイの若者は刹那的だ】 と、書いてありました。 <刹那的>という言葉が、何を表しているのか、筆者の意図がよく分かりませんので、ここでは論評しませんが・・・。 もう40年も前、私が千葉に住んでいた頃の話。 若いタイ人の女性が…

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(6-69)(私家版)

または子供時代に、正月などの目出度い節句の時、母親が鶏を絞めるのを、あなたはその足を掴んで、母親の作業がしやすい様に、協力したかも知れない。 今、仏法を聞くと、あなたはこの行為は間違ったものだと思い、後悔する。 己自身のすでに造した悪を後悔…