私には三種の神器がある。
1)イギリスのオールドバイオリン一丁。買った時点ですでに100年もの
故にオールドで、私の元に来て35年。彼女、現在135歳。少しくぐ
もった甘い音を出す。ただし、演奏は下手。これは彼女の問題ではなく、
弾き手の問題(現在「チョウチョ」は卒業して、バッハのメヌエットを
練習中。あっ、もうすぐクリスマスだから、<一人ジングルベル>で
盛り上がっております~笑)。先生が弾くと、うっとりするほど、いい
音出すんだけどね~~(笑)。
2)パジェロミニ。最初、この Y 盆地で暮らすのに、電動自転車があれば
十分と思ったけれど、なんせすり鉢状の盆地の、山の上に住んでいるから、
自転車に重い荷物を積んで坂を上るのが、意外に大変な事が判明。結局知人に
オンボロパジェロ(これもとても年寄り)を譲ってもらった。全体に古ぼけて
いるけれど、一応背中には一本、タイヤを背負っていて、恰好いい。何より、
老婆の足代わり、とても助かっている(何乗ってるの? クロカン! と返
事する時の快感~笑)。
3)真打は薪ストーブ。ベルギーはドブレの製品。去年入れました。
薪ストーブ業者に色々説明をうけて、清水の舞台でドブレに決めましたが
(何しろ値段が値段だけに・・・)、これ、正解でした(人の目を引く、
デザインの良いのは~アメリカ製に多い~年々デザインを変更しており、
デザイン料が商品代金に上乗せされるので、同じ値段なら長年デザイン
変更のない、重厚タイプがよいと説明された)。
このドブレ君、一旦、その分厚い鋳物で出来たストーブ本体が温まると、も
う一日中ずっと部屋を暖め続けてくれるし、隣の台所、真上の二階の寝室
まで、全館オール暖房状態(笑)。小枝から中割、太割と薪を順々に着火させ
ていくのも面白いし、ダッチオーブンに野菜や肉を詰めて熾きの中に放り込め
ば、30分でおいしい蒸し焼き料理ができるのも、又よい(焼き芋もね)。
私の三種の神器、イヤ、私の人生の友達、いや、まぁ、三種のオモチャでもある。