南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

是誰庵日記>チュパとウォンジュ

 

今年も余す所、25日ほどに・・・、そしてちょうど一か月後の1月7日は、謡曲の会の新年会、夜、ホテルで宴席が設けられます(ここは名にし負う観光地ですから、宴会歓迎のホテルには事欠きません)。

で、その時、私は何を着るか?去年は、着物で着飾った女性がいましたが、私は、チベット人女性の正装をしようかな。

チベット人女性の正装とは、まず袖の長い(甲が隠れるくらい)、襟幅のある絹のブラウス、ウォンジュを着て、その上にチュパ、即ちジャンバースカートを着ます。チュパの胸の部分は打ち合わせ式で、ちょっと着物みたい。で、この打ち合わせた襟に沿って、ウォンジュの、幅広の襟を添わせます。チュパのスカートの部分は、腰回りより幅広に作ってあって、余った部分は、ウエストの所で後ろに回して重ねて着ます(お尻のあたりは布が4重になります)。余った部分を、畳んで押し込んで見えなくしてしまう所は、ちょっと着物に似ています。

この上から、既婚女性はバンテンというエプロンを付けます(未婚でも、お祭りの時などは、このエプロンを付けます)。バンテンは、3~5色程の色合いで虹のように織ってある布(幅は20cmくらい)を三枚裁って、その色柄をずらして縫い合わせたもので、上品すぎず、下品すぎず、ほんわかとした感じのいいものです。

私がチベットに行ったとき、このバンデンを作るための布を買って来てあったのですが、箪笥に入れている内に行方不明に・・・^^;仕方がないのでバンデンは諦めて、腰にはバリ島で買ったインドネシアの絞り染めスカーフをバンデンの代わりにしようかと思います。両端に房がついているので、それなりに華やかで、恰好はつきます(チュパが茶色で絹製、吉祥模様付き、腰に締めるスカーフはオレンジ色の絞り模様、ウォンジュは白で同じく絹製、吉祥模様あり)。

日本の着物と同じで、このチュパ、着なれないと、スカートの、後ろ側へ折って重ねたところが、ズルズルとはだけてきます。今から時々練習がてら着てみて、ウェストの締め具合を確認しておいた方がよさそうです。

チャイナドレスは余りになまめかしいので、チベットのチュパ。我ながらよいアイデアだと思います。