Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

是誰庵日記>開かずの店

ここ Y 町には、郵便局が2軒あります。一つが本局で、一つが簡易郵便局です。

この本局の真ん前に、窓に<釣り道具・木工製品売ります>と書いた張り紙を張り付けた店があります。

木工製品に目のない私、「どれどれ、何かいいものないかな?」と思うのですが、その店は張り紙が立派な割には、いつもシャッターが閉っていて、どんな商品があるのか、本当に売りたいのか、さっぱり分かりません。

所が、先日の水曜日、本局に行って用事を済ましてお向かいを見ると、なんとシャッターが開いている!!(引っ越して来て二年半、なんと初めて、シャッターが開いているのを発見!>

すぐさま「ごめんください」と挨拶して入ってみた。

中には中高年の女性が3名。一人が店主で、後の二人は友人、との事。三人で和柄の布でパッチワークを作っている。どうやら、座布団を作っているみたい。

私「(いくつかある製品の中から一つとって)この菓子鉢、売り物ですか?」

女店主「う~~ん、売ってもいいけど、値段が・・・」

私「はっ?」

店主「これ、ウチの主人が、神社の銀杏の木が台風で倒れたのを、貰ってきて彫ったもので、売り物ではあるけれど、いくらにしたらいいか決めてないのよね・・・」

私「これ、菓子鉢にもこね鉢にもなるし、木目もいいし、(安ければ)買いたいのですけど・・・」

店主「主人に聞いておきますけれど」

私「次、いつこの店開きます?(いつ来ても閉ってるじゃん!)」

店主「う~~ん、気が向いたら」

あのね、そんなに売る気がないのだったら、店の窓に思わせぶりな張り紙しないでくれる???(で、くだんの菓子鉢は、まだ買えてません!!)