2014-05-04 是誰庵日記>オハナの絆 我が家の愛犬<オハナ>(ハワイ語で家族と言う意味)は、佐賀の 山の中で流浪していたのを、登山者が発見して保健所に連れて行かれ、 殺処分寸前に助け出された、雄のペキニーズ。 この子が我が家に来て二年とちょっと。愛犬家の姉から「捨て犬は 人間不信に陥っているから、一年間は叱らないように」と言われていて、 それを忠実に守ってきました。 一年目たった頃から、少し気持ちが通じるようになったので、危な い事をした時などは「コラッ」といって、コツンと頭をかるく叩く こともありましたが、<お母ちゃんは僕を虐めない><お母ちゃん は僕の餌を横取りしない>などの事が分かったのか、最近とても お利口さんになってきた(唸らない、噛まないなど)。 昨日、オハナをお風呂にいれた後、バスタオルで拭いてあげようと しても逃げまくるので、自然乾燥しようと日の当たる庭に出して、 ブラッシングをしてあげたら、彼は昂然と胸を上げて、にっこり と笑った。「お母ちゃん、お風呂に入れてくれてありがとう」 「僕、綺麗でしょ?」てな感じで、自慢の白い毛が清潔になった事 と、ペキニーズらしい威厳が戻った事に満足したかように、 私の目を見ながら、何度も何度もニカーッと笑う。 犬という動物は、並の人間より、暖かい心を持っていて、恩を知って おり、私に絆の大切さを教えてくれているようだ。