南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

今日のトレトレ>謡曲108曲

3年前に Y 盆地に引っ越して来て、謡曲を習い始めました。

年2回発表会があり、私は声が高いので、女役か子役を仰せつかる

事が多いです。ただ子役と言っても、節回しが特段に難しのがある

時があり、そんな時はプロの CD を聞いて勉強したくなります。

ところが、この CD が高い。アマ〇ンは割と安いのだけれど、

画面設定が悪いのか、欲しい版が探しにくく、謡曲専門店で買おうと

すると、欲しい版は選びやすいけれど、定価の設定になっていて

値段が高く、送料も高い。

それでオークションで探していたら、テープで108曲(実際には欠番が

あり、実質約80曲)が安く出ていたのでこれを落札。ただ、テープは

劣化しやすいので、これをセッセと PC に入れいている最中です

(ラジカセと PC を繋いで、アクセサリーから所定のソフトを選べば

録音できます)。

謡曲はいいですね・・・(高校生の時、国語の授業で近くの能楽堂

連れて行かれ「井筒」をみたけど、全然分からなかったです~苦笑)。

謡曲良さが分かるのは、それだけ年を取ったという事でしょうか?

<小袖曽我>に「へだてなくこそ育てしに♪」なんてセリフがあるの

ですが、へだてなく大事に大事に育てた息子二人(曽我兄弟)が、

父の仇打ちに行く。息子を死なせたくない、仇討ちなどに行って

ほしくない母親の心が切々と伝わってくるシーン・・・、

謡っていて、泣けてきます。

謡曲にはかならず、仏教法話のセリフが最低ひとつ入っています。

思うに、能楽謡曲)には、それが成立した室町時代の、民衆の新しい

思想や、仏教の日本的昇華(消化)の成果が表現されているのでしょう。